今更だけどヴィータは自分の嫁……なのはさんは漆風が唯一尊敬できる人物であり、魔王。       ……多分そんな感じ。
魔砲少女リリカルなのは:第一話後編
2008-03-02 Sun 21:00
つ…疲れた…。
原作である(原作はとらいあんぐるハートだけど。)アニメをリアルタイムで見ながら小説を俺の頭の中で構成されているの物語のイメージとうまくくっつけていくのがまさかこれほどまでにだるいとはorz
しかも大学ノートにできるだけちっちゃいサイズの文字で書いたのにプロローグと合わせると22ページも消費してしまったorz
こりゃーきっついわぁ〜w
しかもこれでまだ一話って…。
さらにリリカルなのははアクションがあるから…今回のでもそれなりに少な目で済んだと言えるでしょうorz
あぁ…なんかノートがいくらあっても足りない気がしてきた。
でもうれしいこともあったんですぜ?
なんと久しぶりに三日連続でブログ更新ですよ、やたー!



さて、待ってくれていた人、そうでない人もお待たせしました、ついに第一話の完成です、スクロールしてどぞー。






















「はぁ…はぁ…はぁ…」
とにかく夢中で走り続けて、声が聞こえた気がする方向へがむしゃらに走っていました。
「はぁ…はぁ…あっ!?」
走り続けて見つけたのはフェレットさんでした。
丸まって眠っているように見えます。
一見酷い怪我などはしていないようではありますが、酷く疲れているようです、ところどころちょっとした怪我も見受けられます。
とりあえず心配なのでそのまま走って近づき、両手で抱き上げます。
思ったよりちょっと重いかも。
そんなことを思っているとフェレットさんがこちらを向きました。
「?」
そして当然顔が持ち上がり、首に着けている赤い宝石のようなものが目に入ってきました。
何かな…と思っていると、
「どうしたのよなのは、急に走り出して!」
「…!見て!」
「動物…?怪我しているみたい!」
ぐったりと疲れたようにも見えるけど、今は私の事を何か伝えたげにこちらをずっと見ています。
「あ、うん…どうしよう?」
いくらなんでもこのまま放置というのは頂けないですし、なにより動物とはいえ困っているのを助けないわけにはいきません。
「どうしようって…とりあえず病院!?」
「獣医さんだよ!」
怪我をしている小動物を前に、アリサちゃんとすずかちゃんもさすがに動揺を隠せないようで、わたわたと慌てています。
「えーと…この近くに動物病院ってあったっけ?」
フェレットさんがまだ私を見つめている中、私とアリサちゃんとすずかちゃんはどたばたです。
「えーと…この辺りだと確か…。」
「待って!家に電話して聞いてみる!」
私が携帯から家に連絡を取ると、安心したのかどうかはわかりませんが、フェレットさんはそのまままた眠りにつきました。








                 *魔砲少女リリカルなのは第一話(後編)*








家に連絡を取って、お母さんに近くに動物病院がないかと尋ねたところ、丁度ここを抜けた付近に病院があることがわかり、急いで病院に向かった私たちは、フェレットさんを引き渡してひとまず検査をしてもらうことになりました。



                 *数十分後*



検査を終えた院長先生が、水で濡れたタオルで手を拭いながら検査の結果を伝えてくれました。
「怪我はそんなに深くないみたいだけど…随分衰弱してるみたいね…。」
よかった、命に別状はないのなら安心です。
ただ、その一言が少しだけ私の心に引っかかりました。
「多分、ずっとひとりぼっちだったんじゃないかな?」
心に少し突き刺さったその言葉を振り払うように頭を下げて、
「院長先生、ありがとうございました!」
お礼を言わないといけないのは言うまでもなくて、とにかく感謝の一言でいっぱいいっぱいでした。
そしてアリサちゃんとすずかちゃんも続いて、
「「ありがとうございます!」」
頭を深々と下げて、お礼を言いました。
「いいえ、どういたしまして。」
ニッコリ笑顔の院長さん。
すごく優しい人だなと、素直に思いました。
一方検査を終えて眠っているフェレットさんは右腕と腹部、それから右足に包帯が巻かれていました。
「先生、これってフェレットですよね、どこかのペットなんでしょうか?」
どこかのペットということを考えれば、私にはもうこの子は興味がなくなっていた。
しみじみ他人と向き合うのが嫌いだというのがよくわかる。
「フェレット…なのかな?変わった種類だけど……それに、この首に付いてるのは宝石…なのかな?」
違う。
とっさに出そうになった言葉を、喉元まで出かけていた言葉を、飲み込ます。
何故そんなことを思ったかはわからないけれど、感覚でなんとく、違うんじゃないかと思いました。
……本当になんででしょう。
先生が赤い宝石に触ろうとすると、フェレットさんが反応し、目を開けて起きあがりました。
「「「あっ…。」」」
「起きた!」
…先生を見ている、というよりは観察しているようにも見えます。
確認が終わったのか、そもそも確認をしているかすらどうかも怪しいものですが、次はこちら、つまり私とアリサちゃんとすずかちゃんの方を見ます。
順番に私。
アリサちゃん。
すずかちゃん。
私…という順序で視線が私に固定されました。
なんだか目がキラキラしています。
「見てる…。」
すずかちゃんが微笑みながらそう言いますが、私はちょっとの間反応することができませんでした。
フェレットさんから出ているオーラ…とでもいいましょうか、そのオーラのようなものが、前に感じたことがあるような気がするんです。
「なのは、見られてる!」
「え、うん。」
そういわれても、一体どうしたらいいかわからないので、よくテレビやペットを飼っている人がやっている、人差し指を口に近づける。というのをやってみました。
懐いたのか、フェレットさんがなんとなく舐めたのかはわかりませんが、ぺろり、と私の指を確かに舐めてくれました。
……さっきの「興味なし」という発言は撤回します、可愛すぎます。
「わぁ〜…。」
私が喜んだあと、またすぐに体を横にして眠ってしまいました。
「「「あぁ…。」」」
やはり、疲れているのでしょうか。
先生がそれを察したのか、
「しばらく安静にしていたほうがいいと思うし…とりあえず、明日まで預かっておこうか?」
三人で顔を見合わせ、確認し合うように微笑むと、
「「「はい、お願いします!」」」
三人揃ってしっかりとお願いしました。
先生も微笑むと、
「よかったら、また明日様子を見に来てくれるかな?」
「「「わかりました!」」」
ふとアリサちゃんが時計を見ると、
「あ、塾の時間!」
「本当だ!」
アリサちゃんとすずかちゃんがやってしまったというような感じでそう言うと、私もこれはさすがにまずいと思ったので、
「じゃあ院長さん、また明日来ます!」
院長さんは、ニコニコ笑顔を振りまきながら、手を振っています。
私とアリサちゃんとすずかちゃんは急いで塾へと向かい、時間ギリギリでなんとか遅刻せずに出席せずにすむことができました。
先生が黒板の前に立ち、チョークで黒板を叩き、席に座っている生徒達の集中力をそらさないようにしているみたいですが、所詮声を出さなければいいだけの話であって、筆談をすれば問題はないので筆談でアリサちゃんとすずかちゃんとお話をしていました。
「テキスト47ページを見てみましょう。」
先生がテキストのページ数を言いますが、私とアリサちゃんとすずかちゃんは未だに筆談ををしています。
筆談の内容は、あのフェレットさんのことです。
「(家は食べ物商売だから原則としてペットは無理だしー…う〜ん…どうしよう。)」
そんな風に先生の話を全く聞かずに考え込んでいると、それが裏目に出てしまいました。
「はい、じゃあこの問題を……じゃあ29番の高町さん。」
先生に指名を受けてしまいました、問題の場所がわかんないや…。
「あ、はい!」
「(47ページの問3よ!)」
アリサちゃんが小さな声で教えてくれたので、すぐさま速攻で問題をノートにスパッと書き、ささっと問題を解いて、
「5/42です!」
「はい、正解。」
問題を解いた速度はこの間約6秒。
理数が得意でよかったとしみじみ思います。
「やる〜!」
「ナイス!」
「えへへ…。」
厄介ごとがなくなったところで、筆談を再び再開して、ノートに「預かれるか聞いてみるね。」と書きました。



                *帰宅*



「というわけで、そのフェレットさんを家で亜図変わるわけにはいかないかなー…って。」
ツインテールをふりふりと揺らしながら、お父さんの顔をまじまじと見つめながら答えを待ちます。
「ふ〜ん…フェレットか…。」
さらに目を大きく開き、ミリオ○アの某芸能人さんのように答えを待ちます。
お父さんは腕を組んで真剣に考えるそぶりを見せながらしばらく考えた後、
「ところで何だ?フェレットって。」
「「「ずこっ…」」」
私はまさかお父さんがフェレットのことを知らないとは思っていなかったので、思いっきり机に突っ伏してずっこけるような勢いで机に頭をぶつけてしまいました。
それはお兄ちゃんやお姉ちゃんも同じなようで、椅子からずり落ちそうになっているのを何とか支えていました。
「イタチの仲間だよ、父さん。」
お兄ちゃんはお父さんに少し崩れた髪型を整えながら言うと、お姉ちゃんが付け足すように、
「大分前からペットとして人気の生き物なんだよ。」
ずれた眼鏡を整えながらそう言いました。
さすがに今のお父さんの反応は予想外だったようで、苦笑を微かに浮かべながら各々の知っていることをお父さんに教えてあげました。
お母さんが料理をテーブルに起きながら、会話に参加してきました。
「フェレットって、ちっちゃいわよね。」
「知ってるのか。」
さすがお母さん、と言ったところでしょうか。
「う〜んと…これくらい。」
尻尾も含めてお尻から頭のてっぺんまでくらいの大きさなら、肩幅より少し大きいくらいなので、そんな感じで両手を広げます。
「しばらく預かるだけなら、かごに入れてあげて、なのはがちゃんと面倒見れるならいいかも。恭也、美由希(最初の方は美紀とかになってましたが、これが正しいみたいです、さーせんwwww)、大丈夫?」
お母さんがそう聞くと、お兄ちゃんとお姉ちゃんがこちらを向いて微笑みながら、
「俺は特に異存はないけど。」
「私も!」
やた!後はお父さんだけです。
「ん、だそうだよ。」
「よかったわねなのは!」
その返事を聞くと興奮のせいか、ちょっと顔が熱くなるのを感じながら微笑み、
「うん、ありがとう!」
そうお礼を言いました。
「さ、冷めないうちに食べちゃって!」
「「「「は〜い!」」」」
「桃子、サラダとってくれるか?」
「はい、どうぞ♪」
「俺も。」
「はいは〜い♪」
いつものように楽しく夕食を楽しみ、ごちそうさまをした後、部屋に戻って外出するときの服を脱ぎ、オレンジの胸元にリボンが付いた少しこじゃれたいつものお気に入りの寝間着に着替え、ベッドに腰掛けてメールを打ちます。


[アリサちゃん、すずかちゃん、あの子は家で預かれることになりました。
明日学校帰りに一緒に向かえに行こうね。


____________________なのは]


フェレットさんを預かれることを伝えることができているのを確認し、送信ボタンを押す。
「送信…っと…。」
[送信完了]と携帯の小さな液晶画面に映し出されたことを確認して、携帯をパチンっと閉じたと同時に腰掛けていたベッドから降りて、携帯を充電器に設置して、もう眠ろうとベッドに潜り込もうとした時、
キィィ…ィィ…ィィィィン…
頭に響く、あの時とは違う超音波のような音。
でも不思議なもので、その超音波のような音を聞いたというのに別段気分が悪くなるようなことはなく、超音波の後ろから微かに聞こえてくる声が、次第にはっきりと大きくなっていきます。
<聞こえますか?僕の声が聞こえますか?>
少し低めの声の少女の声を思わせる声、助けを求めてきたときと全く同じ声が聞こえてきます。
<聞いてください…僕の声が聞こえるあなた…お願いです、力を貸してください!>
その声とは感じる気配のようなものが夢で見たもの、あの森の道を通っているときに聞こえたもの。
それぞれの気配とフェレットがこちらを見つめていたときの気配のようなものが酷似していることから、あのフェレットさんが話しかけているのだろうと確信します。
<お願い、僕のところへ、お願いします、時間が、もう!>
その言葉を最後に、辺りに漂っている気配のようなものは消え去ると同時にどっと疲労感のせいでベッドに倒れ込み、危うく眠りそうになってしまいますが、急いであの子のところへ向かわなければいけないのは無論のことなのですが、体が鉛の用に重く、なかなか起きあがれないのをなんとか振りきって病院へ向かい、家から飛び出します。



       *獣医:動物保護室*
[非常口]と書かれた緑色のブラスチック制の看板の中にある、蛍光灯がの淡い光のみがこの部屋の明かりで、さおの一角に今日の夕方あの子が連れてきてくれた病院で体力を少しずつ回復させることはできているが、もう時間がない。
僕の捜し物であって、僕の最大の敵であるあいつがこの近くまで来てしまっている。
「お願い…届いて…。」
あの栗色の髪の毛の女の子には資質があった、あの子が来てさえくればどうにかなるのだけれど…でも、あの子よりも“あいつ”の方が一足早かった。
再び現れたあいつは、その大きな紅い目玉をギラつかせながらこちらを睨んでいる。
「くっ…!」
もうすぐだ、信じるんだ。



あの子が来てくれるまで、信じてここから離れてはいけない!



     *海鳴市住宅街、臨海公園付近*



「はぁ…はぁ…はぁ…。」
重かった体も走っているうちに動くようになり、お兄ちゃんやお姉ちゃんの修行に少し一緒にやらせてもらった時に体力は付いているので問題ないのでとにかく全速力で走しります。
ツインテールが大きく揺れ、息も少し荒くなってきました。
それでもできる限りの速度で病院へと向かいます。
そして目的地である動物病院に到着し、呼吸を整えているとまたあの時と同じ音が響きます。
今までのなんか比にならないほどにうるさく、神経に直接響くような今までより遙かに不快感の方が勝っている音。
この類の音には強いはずの私でさえ片目を閉じて歯を食いしばらないといけないくらいです。
「うるさい…!」
なのはは困っている人や友達や身内や同僚などといった人間や動物には非常に優しいのだが、それ以外…つまり全くの他人であれば話は別であり、いつもの子供のような喋り方は消え去り、さらに声のトーンも一気に低くなる。
とてもフェレットを優しくするような人物が出来そうにない鋭い目つきと顔付きで辺りを見回す。
いつしかあの忌々しい音は消え去っているが、木々の緑はちらほら見え隠れするくらいの濃い灰色に覆われており、信号の光も色を失っていた。
「…何…これ。」
無論、目の前の意味不明かつ非科学的なことになのは少し呆然とする。
そして、色を失った病院から邪悪な気配と凄まじい殺気を感じ取る。
そしてそれを感じ取った瞬間、獣のうめき声のようなものが聞こえてくる。
<<グルルルルル…グァァァァァアアアア!>>
そのうめき声は一瞬にして忌まわしい雄叫びへと変化する、なのはの表情もより一層険しくなり、いつもアリサやすずか達に向ける笑顔の面影すらも存在しなかった。
そして突然病院内から何かを破壊するような大きな打撃音が聞こえ、開け放たれていた窓からあのフェレットさんが飛び出してきました。
「あ、まって!」
そのまま逃げ出したフェレットさんの後を、夢で見たあの化け物が突進していきます。
小動物としての本能なのか、素早い動きで後ろにあった木の最上部へと飛び乗り、危ういところで化け物の攻撃を避けます。
反射的に動いてフェレットさんの着地点になるであろう場所に立ち、両腕を広げて受け止める体勢を作る。
ボスッ
見事に成功。
あの黒い化け物は少なくとも木を簡単に破壊できる相手だ、何か武器でもない限り対抗はもちろん、まともに相手をすることすらままらない。
「どうすれば…。」
とにかくいつ襲ってきても構わぬよう、化け物を睨み付けながらいつでも動ける体勢をとっておく。
「来て…くれたの?」
「うん、どうすればいい?」
もはやどんなことにも驚かなくなっていたなのはは、冷静かつ確実に対処法を尋ねる。
それはフェレットにとっても都合がいい、というより非常にスムーズに事を進めれて助かる。
しかしフェレットが何か言いかけた瞬間、化け物が復活。
とりあえず走る。
走って走ってとにかく対処法を尋ねれるだけの時間を作る。
「君には資質がある。お願い、力を貸して!」
「わかった、じゃあ今すぐあの化け物を打ち砕ける力を貸して。」
もう順応してしまっているため、心と心で会話をしているのではないかと思わせるほどのスムーズさ。
なのははこういう時に力を発揮する。
「これを、手にとって、落ち着いて心を静めて!」
首に付けていた赤い宝石のようなものを渡され、それを手中に握りしめる。
「いい?いくよ?」
「うん。」
頷きあうと、全く同じタイミングで、目をつむる。
「「我、使命を受けし者なり。」」
「「契約の元、その力を解き放て。」」
「「風は空に、星は天に。」」
「「そして、不屈の心は、この胸に!」」
「「この手に魔法を!」」
「「レイジングハート、セットアップ!」」

シンクロ率400%の台詞を言い終えた瞬間、手に持っていたレイジングハートといつの間にか呼んでいた宝石が光り、なのはの手から巨大な桃色の光の柱を作っていた。
「落ち着いてイメージして!君の魔法を制御する、杖の姿を、そして、君を守る、一布の姿を!」
「剣じゃだめかな?」
高町家は御神流という剣術家なのだが、なのはは結構兄や姉の修行に付き添っているうちに、自分もやりたいと結構やらせてもらっているので、剣の方が色々都合がよろしいのだ。
「構わないよ!」
その返事を聞いて、純白の刃を持つ身の丈程の大剣をイメージする。
「これで!」
そして持っていたレイジングハートの光りが全身を包み、着ていた衣服が光に包まれ、一瞬一糸纏わぬ姿となる。
そしていつも学校で着ている制服をモチーフとした胸が隠れるくらいのジャケットが光と共に現れ、その下にドレスのような裾の白い服を着て、服がずり落ちないように黒いベルトで固定。
イメージした身の丈程の長さの大剣は、透き通るような純白の刃を持った一切他の色がついていない大剣。
柄の部分は天使の羽をイメージするようなもので、まさに天使の剣士とでもいったような大剣だった。
そして鞘も同じくして透き通るような純白の色をしており、それを金で縁取りした鞘で、その真ん中にレイジングハートが埋め込まれる。
そして完全に変身を終えたなのはは、大剣を両手で構え、追いついてきた化け物に突っ込んでいく。
「すごい…凄まじい魔力も驚くべきことだけど…なによりあの勇気。普通の女の子にはないよ…。」
とフェレットが呟く。
「おおおぉぉぉ!!」


魔法の力を得たなのはの実力は?


そして、フェレットがいきなり現れた理由とは。


第二話に続きます。



     魔   少   リ   カ   な   は
       砲   女   リ   ル   の








あとがき、
★ 魔砲少女リリカルなのは:第一話後編の続きを読む
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魔砲少女リリカルなのは
2008-02-27 Wed 14:54
ピンク色の布団と白のシーツという非常に女の子らしいベッドの中に潜り込む少女が一人。
その少女の傍らに置いてある携帯電話がアラームに設定しておいた陽気な音楽を鳴らす。
<♪〜♪♪〜♪〜♪〜>
「う…うぅ〜ん…。」
小さな女の子らしい声を漏らしながら目を閉じたまま手探りで携帯を探る。
完全に覚めていないいない意識の中、手に触れた何か固くて四角い物に触れたことを確認すると、それをしっかり掴み布団の中へ引きずり込み、アラームを停止させる。
もぞもぞと動く少女によってシーツや布団も同時に動き、布と布が擦れる音が耳に心地よい。
そして布団の中から目を閉じたままながらも目を擦って開かせようとしているのはこの物語の主人公である高町 なのは(たかまち なのは)。
小学校に通うごくごく一般的な小学三年生。
起きたばかりのなのはの茶色のセミロングヘアは少しばかりボサッとしており、目もまだとろんとしている。
「んうぅ〜…。」
年相応の女の子らしい声を漏らし、上半身を起きあがらせ、とろんとした焦点の合わない目からは、まだベッドの温もりと眠りたいという名残惜しさがダダ漏れになっていた。
パジャマはオレンジ色の寝間着を身につけ、胸元に付いた小さな赤いリボンがチャームポイントのこじゃれた寝間着だ。
「何か…変な夢見ちゃったなぁ…。」
はっきりと思い出せる程のインパクトの強い夢。
普通人間は面白い夢やインパクトの強すぎる夢は忘れる人が多いのだが、なのはは悪い夢もいい夢もしっかりと覚えているのだ。
そんな事を考えながら伸びをした後寝間着を脱ぎ、制服に着替える。
制服は白を基本としたジャケットとワンピースを合わせたような物になっており、服のラインをなぞるように青の先が引かれている。
そして胸元に付いた赤いちょっと大きめのリボンが目を引く。
一見しただけではお金持ちのお嬢様とでも言ったような雰囲気の服だ。
制服に着替え終えた後、髪をお気に入りのリボンで短い曲線を描いたツインテールに結ぶ。
「よしっ…。」
身だしなみを確認し、下へと向かう






洗面所に行きまずは歯磨きをし、その後に顔を軽く水で洗い流し眠気を完全に吹き飛ばす。
さて、ここで自己紹介と家族紹介をしておこう。



私、高町なのは、私立聖小学校の小学三年生。
ここ、高町家においては、三人兄妹の末っ子さんです。
「おはよ〜。」
リビングに居たお母さんに挨拶をします。
「あらなのは、おはよう。」
「おはよう、なのは。」
お父さんとお母さんに挨拶を済ませると、
「はい、これお願いね。」
お母さんがコーヒーの入ったコッブと砂糖やミルクが置かれたお盆を差し出してきたのでそれを受け取ります。
「はい♪」
お互いに微笑みながら互いの作業に入ります。
お盆をお父さんの所へと持っていきます。
「ちゃんと一人で起きられたな、えらいぞ。」
この優しそうでとっても若い人が私のお父さんの高町 志郎(たかまち しろう)さん。
駅前の喫茶店、翠屋のマスターさんで、一家の大黒柱さん。
クセのあまり付いていない黒髪と綺麗な黒い瞳は私にいつも安心感を与えてくれます。
「朝ご飯、もうすぐ出来上がるからね。」
そして、お母さんの高町 桃子(たかまち ももこ)さん。
喫茶翠屋のお菓子作り職人さん。
綺麗な茶色のロングヘアーと私と同じサファイアブルーのきれいな瞳とその持ち前の優しさからくるなのはさんのお母さん大好きっぷりは凄まじいです。
ちなみに翠屋は駅前にある商店街の真ん中にあるケーキやシュークリーム、自家製のコーヒーが自慢の喫茶店。
王道のショートケーキはもちろん、チーズケーキやモンブラン、チョコレートケーキなど…多種多様にケーキを扱っています。
特に学校帰りの女の子や、近所の奥様達に人気のお店なの!
「お兄ちゃんとお姉ちゃんは?」
「ああ、道場にいるんじゃないか?」
道場というのは、お姉ちゃんやお兄ちゃんが剣道の修行をする時に使う場所で、早朝から今くらいまでの時間までいつも修行をするんです。
早速お兄ちゃん達を呼びに行きます。
「お兄ちゃんお姉ちゃんおはよ〜、朝ご飯だよ〜。」
お姉ちゃんの素振りの様子を、お兄ちゃんが見ている所でした。
「ああ、おはようなのは。」
「ああ、なのはおはよう!」
私はいつものように道場に来ると、必ず汗を流しているお姉ちゃんにタオルを投げ渡してあげます。
「はい。」
「あぁ、ありがとう。」
このお父さんにそっくりな二人が、私のお姉ちゃんとお兄ちゃん。
「じゃあ美紀、今朝はここまで。」
お兄ちゃんの高町 恭也(たかまち きょうや)さんは、大学一年生。
お父さん歴代の剣術家で、お姉ちゃんのお師匠さま。
「はい、じゃあ続きは学校から帰ってきてからね。」
で、お姉ちゃん、高町 美紀(たかまち みき)さんは、高校二年生。






「ん〜!今朝もおいしいな〜!」
お父さん絶賛の料理、確かにおいしいにはおいしいのだけれど…。
「本当!?トマトソースとバジルが隠し味なの〜!」
「ほら、お前達もこんな料理上手なお母さんもって幸せなんだからなわかってんのか〜?」
「わかってるよ、ねぇなのは?」
「うん!」
お い し い の だ け れ ど…。
「あ〜もぉ〜やだ〜お父さんったらぁ〜!」
「ん〜?「「あははははっ」」
人差し指でお父さんの頬をつつくお母さんとイチャイチャモード開始のお父さん。
…そう、いつまでたってもこの二人の新婚気分は抜けないようです…。
「美紀、リボンが曲がってる。」
「え?本当?」
「ほら、貸してみろ。」
で、お兄ちゃんとお姉ちゃんもとっても仲良しで…愛されている自覚はありますが、もしかしたらなのはは、この一家では、微妙に浮いているかもしれません。






学校へは、バスで通っています。いつものバス停といつもの時間通りにバスが来て、定期券を見せて中に入ろうとすると、
「おはよう、なのはちゃん!」
「あ、なのはー!こっちこっち!」
友人の二人が手を振っています。
「すずかちゃん、アリサちゃん!」
「おはよう。」
「おはようなのはちゃん!」
「おはよう。」
アリサちゃんが左にずれて席を空けてくれました。
そこに私が座るとバスの扉が閉まり、発車しました。
このバスが走る道を窓から覗くと、海が広がっているのが見えるのですが、割と家から近いんです。
そして私が今座っている両サイドに居るのがアリサ•バニングスちゃんと、月村しずかちゃんで、一年生の頃から同じクラスの親友。
今年からは同じ塾にも通ってるの!






「この前みんなに調べてもらった通り、この街にはたくさんのお店がありましたね、そこで働く人達の様子や工夫を実際に見て、聞いて、大変勉強になったと思います。」
「このように、色々な仕事があるわけですが、みんなは将来、どんな仕事につきたいですか?今から考えておくのも良いかもしれませんね。」
先生の話が終わった直後にチャイムが鳴り、日直の男子が号令をかける。
「きりーっつ、れーい。」
「「「「「「「ありがとうございましたー。」」」」」」」
そして授業が終わり、いつものように屋上に行ってアリサちゃん、すずかちゃん、私といういつものメンバーでお弁当を食べます。
「将来かぁー…。」
お母さんがお弁当にいつもいれてくれているつまようじにタコ型のウインナーを刺して口に放り込み、むぐむぐと口の中である程度噛んで飲み込んだ後、アリサちゃんとすずかちゃんに話しかけます。
「アリサちゃんとすずかちゃんはもう結構決まってるんだよね?」
「私はお父さんもお母さんも会社経営だし、たくさん勉強してしっかり後を継がなきゃーってくらいだけど?」
「私は機械系が好きだから、工学で専門業がいいかなって…思ってるけど…。」
「そっかぁ…二人とも凄いよねー…。」
「でも、なのはは翠屋の二代目じゃないの?」
「うん……それも未来のビジョンの一つではあるんだけど…やりたい事は何かあるような気もするんだけど…まだ、それが何かはっきりしないんだ…それに私特技も取り柄もないし…。」
「ばかちん!」
「ひぇっ!?」
いきなり怒られてびっくりする私に、薄切りにしたレモンをぺちっとアリサちゃんが投げつけてきました。
……私何か変なこと言いましたでしょうか…。
「自分からそういうこと言うんじゃないの!」
「そうだよ!なのはちゃんにしかできないこと、きっとあるよ?」
すずかちゃんにまで同じ事を言われてしまいました…。
そしてアリサちゃんは私に指を指します。
その時思わずビクッと震えてしまった弾みでレモンがポトリと頬から剥がれ落ち、すかさずアリサちゃんが、
「大体あんた理数だけはこの私より成績いいじゃないの!」
ビシィッとどこかの裁判ゲームの様にアリサちゃんが指摘します。
「それで取り柄がないとはこの口はどういう口!?」
アリサちゃんが私に飛び込んできて背中に馬乗りにされ、両手で口をびょ〜〜んと縮められたり伸ばされたりして結構痛いです…。
アリサちゃん、すずかちゃんがびっくりしてますけど…。
「ふぇぇ〜!?」
でもそれを口に出すこと叶わずグイグイと口を引っ張られてあまりうまく喋れないです。
「この口はどういう口!?」
「えぇ〜!?ふぁっへわひゃひひゃいふもひひゃへひゃひ〜!?(だって私体育も苦手だし〜!?)」
「嘘をおっしゃい!すずかよりも運動神経いいでしょーが!」
「ふ、二人とも…ダメだよ…。」
「ふぃ〜!いひゃいよ〜!(痛いよぉ〜!)」
「ねぇ!ねぇったらぁ!」
「ふぃ〜ん!」



        *夕暮れ時*



空は赤く染まり、カラスの鳴き声がよく聞こえる時間になってきました。
と言っても、ここは海に近い場所なのでカラスよりもカモメの鳴き声の方がよく聞こえるのですが…。
そんなカモメ達の鳴き声をBGMに私は考えごとに没頭中です…。
「(私にできること…私にしかできないこと…かぁ…。)」
そしてそんな考えごとをしながらアリサちゃん、すずかちゃん、私の仲良し三人メンバーで帰り道を歩いていました。
「今日もなのはとすずかは凄かったわね〜!」
「にゃはは…そんなことないよ〜。」
「そうだよ〜、そんなことないよ〜。」
今日家のクラスの体育ではドッヂボールをして、結果は私とすずかちゃんが相手チームを圧倒、余裕の大勝利でした。
歩いていると通りがかりに女の人が犬を連れていて、その犬がワンワンと吠えてきたので、アリサちゃんとすずかちゃん曰く、“悪魔の目”で睨みつけると一瞬でどこかに行ってしまいました。
…他人の犬なんてどうでもいいのですが、相手をしないと立ち去りそうにもないので睨むという遊び相手をしてあげました。
あはは…他人の犬が怯えるのは面白いなぁ。
そしていつもとは違う帰り道を、アリサちゃんが、
「こっちこっち!」
と、指差して言いました。
「この道を通ると近道なんだ!」
「え…そうなの…?」
すずかちゃんが少しだけ心配そうにしています。
「ちょっと道悪いけどね!」
すずかちゃんは少し心配の色を隠せなかったようですが…私とアリサちゃんは何食わぬ顔で森の道を歩いていきます。
日光があまり射し込まない道…。
生い茂った木々…。
どこかで見たような…。
そう思ったとき、夕べ見た夢が頭をよぎりました。
暗鬱な道を走る少年。
深紅に染まった不気味な空。
それらの面影は一つもないけど、夢で見た道と全く同じ作りだった。
「(間違いない…夕べ夢で見た道だ…。)」
「どうしたの?」
「なのは?」
「あ、ううん!何でもない!ごめんごめん。」
「大丈夫?」とすずかちゃんが私を心配してくれています、やっぱり優しい…くぅ〜!いい友達を持ちましたぁ〜!
「うん!」
私は元気よくそう答えます。
「じゃあ行こう!」
それに答えるようにアリサちゃんも元気な声でそう言います。
何とか誤魔化せましたが…やっぱり昨日の夢とシンクロしすぎていて見過ごすことは出来ないような気にかられます。
「まさかね…?」
「なのはちゃん?」
「あ、うん!」
またボーッとしているところをすずかちゃんに呼ばれて小走り気味に二人の元へ向かいます。
しばらくまた談笑しながら三人で帰り道を歩いていると、いきなり頭に声が響いてきました。
<助けて…。>
「…!」
アリサちゃんとすずかちゃんには聞こえていなかったのでしょうか、談笑したまま立ち止まる様子もなくそのまま歩き続けています。
そして今聞いた声に聞き覚えのある音色が含まれているのを思い出しました。
「なのは?」
私がまた立ち止まったのに気づき、アリサちゃんが私に話しかけます。
「今…何か聞こえなかった?」
質問を質問で返してしまいましたが、これは気かずにはいられませんでした。
ですがアリサちゃんとすずかちゃんは顔を見合わせて、
「別に…」
「何も聞こえなかったかな…。」
やはり空耳なのでしょうか。
いや、それにしてははっきりと聞こえすぎていたし何より声のトーンや苦しんでいる様な声だということがはっきりわかった上、焦っているようにも聞こえた。
右。
左。
前後。
誰かいる気配すら感じられないほどゾッと背筋を冷たいものが走るのがわかります。
そしてまたあの声が、
<助けて!>
これはもう聞こえなかったふりなど出来ないような緊迫感と焦りを含んだ、さっきよりも遙かに大きな声。
私は一目散に走り出します。
「なのは!?」
「なのはちゃん!?」
私は出来るだけ全速力で走ります。
息を荒くしながら、
「確か…こっちの方から…!」
そして走った先に見たものは…。










    魔 少 リ カ な は
     砲 女 リ ル の 


第一話:それは不思議な出会いなの?(前半)

         FIN





あとがき。







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魔砲少女リリカルなのは:第零話
2008-02-26 Tue 19:59
最近まだまだ少し寒いようですが、雪が降るほどじゃなくなりましたね!
そして今日書くのは俺がなのはさんのキャラを勝手に変更してそれ以外のキャラは原作通りに書くという目も当てられない物に仕上がってますorz
とりあえずなのはさんの性格が正反対と言いますか、魔王という名にふさわしい言葉遣いと思考になることが多いです。
まぁ…興味がある人は続きからどうぞ。














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